南アジアのスリランカを原産とするココナッツの1つ。通常のココナッツより実が若干小さく、外皮が「だいだい色」をしているのが特徴です。シンハラ語で「だいだい色」は「タェンビリ パータ」 スリランカの人々は「キングココナッツ」のことを「タェンビリ」と呼んでいます。
農薬を使った大量生産に適さないため、品質を重視した栽培にしなくてはならない背景があります。また、胚乳が薄いため、オイルはスリランカ国内でも生産量に限りがあり、海外への流通量が少ないのが現状です。そのため、日本でお目にかかれる機会はまだまだ少ないでしょう。
豊富な栄養成分
キングココナッツの胚乳はオイルにも使用され、良質で栄養が豊富な植物性のオイルです。
ラウリン酸、ミリスチン酸、オクタン酸、ヘキサン酸、オレイン酸などの中和脂肪酸を多く含みます。中鎖脂肪酸は、一般的なオイルよりもすばやく消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすいという特長があります。
脳の栄養不足改善
アルツハイマー、認知症の予防・改善
高酸化作用、抗菌、抗炎症、 免疫力強化
口臭、虫歯予防
腸内環境の改善(悪玉菌を減らし善玉菌を増加する)
抗酸化作用があるオレイン酸は、ココナッツオイルの2倍以上もの成分が含まれているので、キングココナッツオイルを使用した製品は強い効果を発揮することが期待されます。
ココナッツとの大きな違いはもう一つあります。それはまったくといってよいほど“匂い”がしないと言うことです。そして使用感は「スクワランオイル」のようにサラサラしていて、粒子が小さいため、お肌への浸透がとても速いです。足裏のマッサージをしてもオイルのベタベタ感はありません。
夏の時期はお肌の引き締めやダメージ予防のため、スキンケアとして使用しています。そして当サロンのフェイシャルコースでは「キングココナッツオイル」をフェイスマッサージ時に使用しています。
【キングココナッツオイルの使用方法】
お食事に摂り入れる
(炒め物/スリランカカレー/南インドカレー/ドレッシング)
日常のスキンケア
パサついた髪の毛のヘアケア
ハンドケア・リップケア
火傷・傷・皮膚病の治療用
火照った体の全身マッサージ
(暖かい時期、PITTA体質向き)
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